なごぶろ

テキトーに気のままに書いてます

可哀想は失礼じゃね


可哀想って言葉は同情しているつもりだろうが
相手に対して【不幸な人】の烙印を押している
だから、よく考えて発言しないといけない言葉ではないかと思った

先日、同僚の身内が若くして厄介な病を患った
それは急性から慢性になる病気らしい

そのことを知った別の同僚が私に「可哀想だよね」と問いかけてきたが
私はその言葉に違和感を感じたので
「大変だよね」と返した

しかし、問いかけてきたその同僚は
もう一度、語尾強めで「可哀想だよね」と問いかけてきた

おや、これは。。。
と思いながら目を見ると
「そうだね」と返すまでラリー続けるよ!
と言っていたし
もしかしたら幻覚かもしれないが
肌は褐色で、テニスラケットを持ち、髪はウェーブしていた気がする

仕方ないので私はにアクリル板に「そうだね」とサインして渡した


話を本題に戻すが
可哀想は相手を不幸だと言っているのと同じじゃないかと思う

自分の思うようにできずストレスを感じたり、劣等感をもつかもしれないが
決して不幸ではない
なぜなら、手足はあり、目は見えて、耳も聞こえて会話もできる
衣食住欠けてもいないし親兄弟も健在している
どこが不幸なのだろうか

たとえいずれかが欠けていても不幸ではないし
そもそも、幸か不幸か決めるのはその病を患った本人だから
他人が決めることじゃない

そんな風に会ったこともない人に可哀想なんて思われることが
【可哀想】とは思えないのだろうか
だから無責任に可哀想と言いたくなかった

少し腹が立ち、ちょっぴり悲しくなったが
しばらくして、その病の子の親の態度に
完全におこのスイッチが入ったのでした。